「公文書管理担当相」の新設

以前のエントリで「福田首相に激しく期待。」と書いたが、ようやく具体的な動きが報道された。

福田首相は、公文書の管理体制を強化するため、「公文書管理担当相」を新設し、上川少子化相を兼務させる方針を固めた。
(中略)
上川氏は公文書管理担当相として、<1>文書の作成から保存までの手続きを定める「文書管理法」の制定<2>同法の具体的内容や国立公文書館の拡充などを検討するため今春にも設置する有識者会議の運営−−などを担う。

「公文書管理担当相」を新設へ、上川少子化相が兼務 - YOMIURI ONLINE

ということで、さらに期待しつつ待ちたい。
兼務というのがちょっと気になるが、まあやみくもに○○担当相というのを増やすわけにもいかないだろうし、致し方ないというところか。また、目出度く「文書管理法」ができたとしても、文書を適切に保存・管理して公開するシステムがないと意味がないので、国立公文書館の予算・人員・施設の大幅な拡充を望みたい。
支持率の低下が著しい福田政権だが、これが具体化される前に退陣とならないことを祈る。
それにしても、なんで日本の官僚や国民は(公文書に限らず?)文書の保管に冷淡なのだろうか。